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鉄道車両史 3
戦後復興時代から近代化時代へ「量」から「質」へ様変わりした。トロリーポールがパンタグラフに、手動ドアが自動ドアに、木造車両が鋼製車両に等々である。昭和30年代後半に始まったマイカーの増加は、昭和40年代に入り加速度的に速度を増し、この影響を受けて電車の利用は激減した。昭和50年代に入り、マイカーに加えてバイクや自転車利用と交通手段も多様化し、旅客輸送量の減少は一層加速し、運輸収入の悪化が続いた。また、電車の車令は35年〜50年を経過し、各車両とも老朽化が目立ち、修理費も増加の一途をたどる様になった。
この様なことから車両の近代化と省力化を進め、収支改善のため一層の合理化を図る必要があった。
5000形(青ガエル)
5000形車両が登場したのは昭和29年。今までとは全く姿・形の違う電車が登場したので、見る者には大きな驚きを与えた。丸味をおびた下ぶくれの断面、正面の大きな2枚の窓(目玉)、そしてライトグリーンの塗装から「青ガエル」「雨ガエル」というニックネームがついた。
車両の体質改善と共に省力化、合理化を図り生産性の向上に努めたが、利用客や収入の減少は止まらず、収支の改善が重要事であった。そこで、更に省力化・合理化を進めなければならず、電車のワンマン化が計画され承認を得た。
車両は好評の東急電鉄5000形四両を新たに譲り受け、東急電鉄長津田工場で600ボルト仕様への降圧工事、両運転台化とワンマン化工事が行われた。昭和60年11月末に大改造が完成し、種々の検査を受け、輸送前、東急電鉄田園都市線で走行距離500キロメートルにも及ぶ入念な走行テストが実施された。電車の輸送は国鉄線(現在のJR 線)を使用して熊本まで輸送されることになり、車番はモハ5100形5101〜5104号と付番した。
在籍車の500形、5000形の2両編成車8両に対するワンマン化工事は、昭和60年7月から北熊本車両工場内で、西鉄産業(株)により実施され、11月末に完了した。
昭和61年1月8日よりワンマン運転試行に入り、2月16日御代志 − 菊池間の営業廃止と同時にワンマン運転を実施した。
在来形の100形3両、120形2両、200形2両、300形1両、計8両をお役御免とした。
昭和 | 52. | 4. | 1 | 車扱貨物営業、菊池、泗水両駅の取扱廃止 |
54. | 8. | 1 | 国鉄貨車直通運転(車扱貨物)取扱廃止 | |
55. | 1. | 16 | 広瀬駅を停留場に変更 | |
11. | 1 | 上熊本駅を停留場に変更 | ||
56. | 8. | 22 | 鉄道、バス共通定期券認可 (昭和56.9.1実施) |
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57. | 1. | 17 | 菊池駅新ホーム竣工使用開始 | |
10. | 15 | 鉄道、バス共通回数乗車券制度認可 | ||
29 | 鉄道を含む、バス県内4社共通回数乗車券制度認可 | |||
58. | 8. | 16 | 上熊本新駅竣工営業 | |
59. | 2. | 1 | 国鉄連絡小荷物扱営業廃止 | |
9. | 1 | 新須屋停留場営業開始 | ||
60. | 5. | 1 | ツーマン整理券方式採用 (乗車券廃止) |
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12. | 4 | 列車用業務無線認可 |
平成6年から平成7年に掛けて、既存の車両の老朽化に伴い新型車両導入を検討する中で、軽微な改造で当社の線形及び電圧、ホーム長等に似合う車両を探す中で、東京都交通局で廃車予定となっている6000形が候補に上がり、平成7年12月に第1弾の6000形の導入を行った。
翌、平成8年にも同形車両の導入を実現したものの、平成10年に導入予定であった6000形の廃車情報の錯綜に伴い、平成10年の6000形の廃車予定なしとの情報が当社へもたらされ、急遽、南海電鉄22000の導入を行った。これは、平成10年の6000形車両の廃車情報が当社へもたらされず、平成10年
の6000形車両の廃車はないものと思っての22000形車両の手配であった。
その翌年、平成11年からは3年続けて6000形の導入を実施することができ、平成13年の6231・6238号車の導入で6000形は5編成、200形(南海22000形)1編成の導入を完了する。
昭和 | 61. | 2. | 4 | 鉄道線一部廃止運輸大臣認可 (御代志〜菊池間13.5km) |
16 | 御代志〜菊池間(13.5km)営業廃止 〃 ワンマン電車運行開始、列車無線使用開始 |
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6. | 30 | 堀川橋梁流失 (堀川〜御代志間運転休止) |
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12. | 20 | 堀川橋梁完成 (堀川〜御代志間運転再開) |
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62 | 8. | 28 | 黒石変電所(無人)新設認可 | |
9. | 18 | 閉塞装置の改良(電子閉塞装置新設)認可 | ||
12. | 12 | 黒石変電所及び遠隔制御装置の検査合格 | ||
24 | 電子閉塞装置の検査合格 | |||
63. | 1. | 1 | 黒石変電所(無人)送電開始、大池変電所廃止 | |
11 | 閉塞装置をタブレット閉塞式から特殊自動閉塞式(電子閉塞式)へ変更使用開始 | |||
2. | 1 | 黒石駅無人化 | ||
3. | 1 | 藤崎宮前駅無人化、出礼業務電鉄観光へ委託 | ||
4. | 11 | 堀川駅無人化、出礼業務委託 | ||
平成 | 2. | 3. | 27 | 北熊本変電所(無人)新設認可 |
4. | 23 | 北熊本変電所及び遠隔制御装置の検査合格 | ||
24 | 北熊本変電所(無人)送電開始、旧北熊本変電所廃止 | |||
3. | 8. | 1 | カントリーパーク割引きっぷ届出 | |
4. | 12. | 15 | 北熊本〜藤崎宮前間重軌条交換 | |
5. | 12. | 15 | 北熊本〜堀川間重軌条交換 | |
6. | 8. | 31 | 坪井川橋、三反田橋架替え竣工 | |
12. | 15 | 堀川〜須屋間重軌条交換 〃 坪井川公園、電波高専前、停車場新設旅客取扱認可 |
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7. | 1. | 9 | 坪井川公園、電波高専前、停車場新設営業開始 | |
12. | 22 | 冷房車の導入 (6101・6108号竣工) |
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12. | 25 | 上熊本〜坪井川公園間重軌条交換 | ||
8. | 12. | 23 | 冷房車の導入 (6111・6118号竣工) |
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12. | 25 | 坪井川公園〜北熊本、御代志〜黒石間重軌条交換 |
9. | 2. | 14 | 藤崎宮前駅新ホーム竣工 | |
12. | 25 | 黒石変電所改良 (変成機器の改良) |
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10. | 12. | 25 | 冷房車の導入 (201.202号竣工) |
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11. | 12. | 22 | 6000形車両導入運行開始 (6211・6218) |
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12. | 3. | 31 | 須屋〜電波高専前間線路移設工事認可 | |
12. | 14 | 6000形車両導入運行開始 (6221・6228) |
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13. | 2. | 21 | 須屋〜電波高専前間線路移設工事の検査合格 | |
25 | 須屋〜電波高専前間新線営業開始 〃 三ツ石停留場新設営業開始 |
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3. | 26 | 設計通過トン数及び計画供給輸送力変更認可 | ||
12. | 14 | 6000形車両導入 運行開始 (6231・6238) |
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15. | 7. | 2 | 自動列車停止装置の新設認可 (藤崎宮前駅〜御代志駅) |
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8. | 15 | 会社機構改革に伴い(鉄道部)を(営業本部 交通部 鉄道課)に変更 | ||
12. | 16 | 自動列車停止装置の検査合格 (藤崎宮前駅〜御代志駅) |
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12. | 17 | 自動列車停止装置の運用開始 (藤崎宮前駅〜御代志駅) |
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16. | 7. | 5 | 自動列車停止装置の新設認可 (上熊本駅〜北熊本駅) |
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12. | 8 | 自動列車停止装置の検査合格 (上熊本駅〜北熊本駅) |
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12. | 9 | 自動列車停止装置の運用開始 (上熊本駅〜北熊本駅) |
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20. | 1. | 25 | 新須屋停車場移設認可 | |
3. | 18 | 旅客運賃の上限変更認可 (平均8.4%上昇) |
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4. | 1 | 新須屋停車場移設 営業開始 | ||
8. | 1 | 会社機構改革に伴い(交通部 鉄道課)を(鉄道事業部 鉄道課)に変更 | ||
21. | 4. | 1 | 運行時間拡大(始[御代志]発1本、終[藤崎宮前]発4本、終[北熊本]発2本 増便) | |
24. | 10. | 13 | ケロロ軍曹ラッピング電車 運行開始(期間限定) | |
25. | 1. | 7 | facebook開始 | |
1. | 10 | コロプラ乗車券発売開始 | ||
3. | 15 | 黒石駅〜御代志駅間PCまくら木化 工事竣工 | ||
26. | 3. | 14 | 川崎重工製台車「efWING」世界初導入 くまモンラッピング電車1号車(6221ef)として運行開始 |
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27. | 1. | 5 | スマートフォンを使った電車時刻情報提供サービス「電車くるよっ!」開始 | |
3. | 8 | 5000形車両5102A(通称青ガエル)引退 | ||
3. | 16 | 01形車両導入 運行開始(136・636号車) | ||
4. | 1 | 熊本地域振興ICカード導入(SFのみ) | ||
7. | 11 | 運行時間延長(終[藤崎宮前]発23時 増便) | ||
8. | 31 | 熊本地域振興ICカード(定期券)サービスイン | ||
28. | 2. | 14 | 最後の5000形5101A(通称青ガエル)引退 | |
3. | 1 | 01形車両導入 運行開始(135・635号車) | ||
3. | 1 | おでかけICカード利用開始 | ||
3. | 23 | 全国相互利用ICカード 片利用開始 | ||
6. | 11 | くまモンラッピング電車2号車(136・636号車)運行開始 |